パイロットフライ

釣り場に着いてタックルをセットし最初に結ぶフライを選ぶ基準はありますか? 「辺りを見回して何らかの昆虫を見つければそれに近い物を選ぶ。」 「過去の実績から最初に結ぶフライはすでに決まっている。」 「新しいフライパターンを試してみる。」 など、人それぞれ違いはあるかもしれませんが、ある程度経験を積んだフライマンであれば独自の基準を持っていると思います。

初めて行く釣り場や、特定の昆虫にライズをしているわけでもないなど、フィールドの状況が把握しきれない場合、最初にセレクトするフライをパイロットフライと呼び、その後のフライローテーションの基準とします。

釣り場の状況を把握するには、できるだけ多くのポイントにフライを流すことが必要です。 テンポ良くキャストを繰り返すことでいち早く状況をつかむことが可能となります。 そのような理由により、パイロットフライに求められる条件として何より「使い勝手」が優先されます。 ドライフライでいえば「良く見え」「良く浮き」「キャスティングもしやすい」ということが挙げられるでしょう。

さらにパイロットフライは、平均的な実績がなければなりません。 「平均的な」というのは、特定の状況下ではバツグンの威力を発揮するというものではなく、いついかなる時でもコンスタントに釣れるフライでなければいけないのです。 対象となる魚がどのような反応を示すか分からない状況で使用するわけですから当然といえば当然のことなのかも知れません。 使ったことのない未知のフライパターンでは「このフライ、本当に通用するのか?」という思いが先行してしまい的確な状況判断ができなくなってしまうからです。

tak@
2004.5.7 作成



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