#0.5~#1番手のラインはとにかく細く軽いものです。 重量が軽いということは、高番手のラインに比べ制約が多くなります。
まずひとつは、風の影響を受けやすいということです。 次に、サイズの大きなフライをコントロールすることが難しくなります。 いずれもある程度はテクニックなどでカバーすることは可能ですが、そこにはやはり「物理的限界」が存在します。
これらの制約をカバーする技術的なことは別項で説明したいと思います。 ここではラインの持つ性能でライトラインのマイナス要因をカバーする方法を模索していきます。
テーパーデザイン
#0.5~#1ラインでの有効射程距離、つまり実釣においてフライ、リーダーからフライラインまで全てを正確にコントロールできる距離を考えた場合、従来のDT(ダブルテーパー)とWF(ウェイトフォワード)ではほとんど差はないと考えてよいでしょう。
ポケットウォーターフライライン
RIO社から発売されているユニークなテーパーデザインのフライラインです。 下図のとおりこのラインにはベリーと呼ばれるテーパーのない部分がありません。

一般的なWFラインに比べ重心は極端に先端寄りです。 このため、トップガイドから出ているラインが短くても強いターンオーバー能力を持っています。 これにより、ライトラインの持つ物理的制約を少しでもカバーすることが可能になります。
tak@
2004.6.15 作成