アプローチ 無造作にポイントに近づかない!!

ポイントに近づくことをアプローチといいますが、初心者に多く見られるのが釣場に立つと水辺まで不用意に近づいてしまうことです。一刻も早く釣りをしたい気持ちはわかりますがそこをグッとこらえてポイントの状況を良く見ることからはじめましょう。魚は意外にも岸際の浅場でエサを待っていることが多いからです。不用意に近づけば当然そこにいる魚は深場に逃げ込んでいきます。すると深場で身を潜めている魚も警戒するようになってしまいます。フライを何度投入しても魚の反応はありません。あきらめて次のポイントへ移動しますが、そこでも同じことの繰り返しでしょう。つまりわざわざ魚を追い払いながら釣りをしているというわけです。

魚は動くものや水中を伝わる音には非常に敏感です。ポイントの移動、接近には細心の注意が必要です。対岸の釣友と大声でコンタクトを取ったとしても水中の魚にはさほど影響はありませんが、河原を歩く際の石と石がぶつかり合う音や水に入ったまま移動する場合の水を掻き分ける音などは直ちに魚へと伝達されます。

また、あまり波立っていない水面の場合、こちらから魚の姿が確認できることもあります。当然魚の方もこちらの存在を認識できます。人間の存在に気づき逃げていく魚もいますが、釣り人がいて当然の昨今「人慣れ」してしまった魚は逃げようともせず流れの中で悠々と泳いでいることもあります。逃げはしませんが当然、警戒はしていますのでこれを狙って釣りを続けても空振りに終わることが多々あります。逆に水面が波立っていて水中の様子が確認しづらいような場所では思い切ってポイントに近づけることも考えられます。

魚と少しでも多く出会いたいと思ったら気付かれないようにポイントに近づくか、魚に気付かれないほどの距離から狙えるくらいのキャスティングテクニックを身につけることです。


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